第13回
固定金利と変動金利ではどちらが得ですか?
相談会の中で住宅ローンの説明をすると、よくこのような質問をされることがあります。もちろん結論を言えば「将来の金利動向によるので誰も分からない」ということになってしまいます。一般的なセオリーからすると、金利上昇の局面なら固定、しばらく上昇がなさそうなら変動が有利、などと言われることが多いのですが、では今がどちらの局面なのか?の判断が難しいところです。
過去の金利の動きを見てみると、バブル崩壊後一気に金利が下がった平成7~8年から20年近くの間、ほとんど金利に変化はありません。要は景気がずっと悪かったのが原因なのですが、今のアベノミクスが成功して景気が良くなれば、当然それに伴い金利も上昇するだろうという見方が多いのではないでしょうか?
しかしそんな状況の中でも、最終的には固定に比べて金利が非常に低く設定されている変動金利を選ぶ方がまだまだ多いのが現実です。
いずれにしても、ネットなどを見れば双方のメリット・デメリットが詳しく説明されていますので、よく理解したうえで選択していく必要があります(かえって迷ってしまうかもしれませんが)